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サクソニア セミ・ポンプ : ウィキペディア日本語版
サクソニア セミ・ポンプ

サクソニア セミ・ポンプショットガン(Saxonia Semi-Pump shotgun)は、ドイツ散弾銃。その名の通り、切り換えによって半自動かポンプ作動の2種類の作動・装填方式を選択できる。
東ドイツの国営ビーザー造兵廠が前身の銃器メーカー、サクソニア社が開発・生産・販売しており、狩猟スポーツ射撃警察での使用を視野に入れたモデルである。フランキ SPAS12ベネリM3スーパー90といったイタリア製がほとんどのコンバーティブル・ショットガンの中で、ドイツ製というこのモデルは異彩を放つ。
堅牢さと軽量化を同時に実現するため、チタンアルミニウム合金で作られている。作動方式の切り換えは、チューブ型弾倉先端にあるスイッチの操作によって行われる。このスイッチの配置のため、他の散弾銃で担保されている銃身やチューブ型弾倉の長さを変更する自由が失われているのが難点とも言える。ストックの形状は独特で、ピストルグリップ状の握把と曲銃床が一体となった樹脂製のものが装備されている。また、同じく樹脂製の先台(ポンプ/スライド)も、下部のチューブ型弾倉のみならず銃身部までを覆うユニークなデザインである。
先台と機関部の間に位置するスライド部分のハンドガードに放熱孔が多数切られているのは、先行モデルであるSPAS12の影響と考えられるが、特注対応とはいえ3インチの薬室を備え(通常は2.75インチ)、マグナム・ショットシェルに対応できる点はSPASに勝り、ベネリM3に匹敵する。

== 外部リンク ==

*SECURITY ARMSの解説ページ(英語)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サクソニア セミ・ポンプ」の詳細全文を読む



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